降圧薬ガイドライン
血圧を測る人

日本心臓財団が紹介している高血圧治療のガイドラインについてご説明します。

初期症状のない高血圧治療で役立つ降圧薬

健康診査高血圧治療ガイドラインによる高血圧治療が行われることによって日本中の患者がいつでも適切な治療を受けられるようになりました。高血圧は初期症状を伴わないことが多く、血圧が高いことによって血管や心臓、脳、腎臓などに負担がかかっていくことによって他の疾患のリスクを高めてしまうことが大きな問題となります。そのため、初期症状に頼らずに測定による血圧管理を行うことが重要視されています。また、降圧薬による血圧の管理と食事療法や運動療法の併用を行っていくことによって長期的な視野での治療が進められていきます。
ガイドラインによると降圧薬の使用は初期から行わないのが原則であり、合併症があるなどのリスクが高い患者にのみ降圧薬がはじめから投与されます。降圧薬による血圧の管理を行うことで血管等を守っていくことができますが、それによる副作用のリスクも否めないのが事実だからです。合併症の予防も目的とした食事療法と運動療法が行われていくことによって合併症が生じる危険性も回避しながら治療が達成されることを目指していきます。
食事療法としては塩分摂取を控えることが基本です。運動療法には有酸素運動を増やすことが求められますが、近年注目されているものにタオル運動があります。高血圧は自覚できるような初期症状がないため、運動習慣がない人にはジョギング等の習慣をつけさせることは困難であり、タオルを使った自宅でもできる簡単な運動というのは魅力的なものです。また、もともとは民間療法で根拠はありませんでしたが、タオルを用いたグリップ運動によって血圧が低下するメカニズムについても解明が進められてきており、それを原動力として取り組みやすい状況が生まれてきています。